絵馬ブログ

絵馬、絵馬堂についてのブログ。ほぼ月一回更新。/筆者:佐藤拓実/訪れた絵馬スポットの数:54(番外編:6)/ツイッター @EMA_blog_

その他

慈雲山妙安寺馬頭観音(武州上岡観音)の絵馬市の習俗

(上岡観音) 目次 ・上岡観音の概要 ・交通手段 ・馬頭観音堂の様子 ・小さな絵馬掛けと幔幕 ・絵馬市 ・そのほかの境内施設 ・参拝の様子 ・まとめ ・(追記)2021年の様子 ・上岡観音の概要 埼玉県東松山市にある慈雲山妙安寺境内の馬頭観世音は「武州上…

海雲山龍徳寺金比羅殿の絵馬

・龍徳寺へ 小樽運河の喧騒から離れ、住吉町へ向かう坂を上っていく。午後の日差しがまぶしい。旧魁陽亭の横を通り坂を上りきって右に曲がるとその先には函館本線南小樽駅が右手にある。この通りは住吉線という名だ。この辺りまでくると街の雰囲気も観光地ら…

延壽寺日荷堂の履物絵馬

根津駅から谷中方面へ向かって坂を上ると、だんだん寺院の多いエリアに入っていく。日荷堂(にちかどう)へ行くには15メートルを超えるヒマラヤ杉が目印になる。 上野戦争でも焼けずに残った山門をくぐる。右手にお堂があり、これは明治四十四(1911)年の建…

石狩弁天社の絵馬(ある2枚の武将絵馬について)

石狩弁天社は元禄七(1694)年の創建。北海道でもかなり古い部類の神社なのではないか。この地域独特のチョウザメの神である「妙鮫法亀大明神」、通称「鮫様」「鮫さん」のほか、稲荷大明神などを祀っている。鮫様は鮭漁の神で「チョウザメは石狩川の主であ…

笹野観音堂の絵馬と奉納物

山形県米沢市の笹野にある笹野観音堂は、正式には真言宗豊山派長命山幸徳院笹野寺といい置賜三十三箇所霊場第十九番札所である。 バス停から降りてまっすぐ10分ほど歩くとこの仁王門に突き当たる。 大きな下駄や草履が奉納されている。 門を潜って振り返ると…

(番外編)川越大師喜多院の五百羅漢像

成田山川越別院のすぐ近く、建物の多くが重要文化財に指定され、徳川家とも縁の深い喜多院。通称、川越大師。 境内の五百羅漢像は1782(天明2)年から1825(文政8)年の間に建立された。中央には釈迦如来と脇侍の普賢菩薩と文殊菩薩、左右には阿弥陀如来と地…

(番外編)石浦神社の弁慶彫刻

石浦神社は兼六園のすぐ横、金沢21世紀美術館の向かいにある。祭神は大物主大神など。金沢最古の宮として古くから信仰を集め、平安時代の法令集である延喜式に載っている式内社の三輪神社の後裔とされる。奈良時代には神仏習合となり石浦山慈光院長谷寺と改…

加賀市橋立の北前船の里資料館の船絵馬

石川県加賀市橋立は北前船の船主の集落だったところで、日本一の富豪村と言われていたとか。 加賀市を含む全国11市町の共同申請による、北前船に関するストーリー「荒波を超えた男たちの夢が紡いだ異空間 ~北前船寄港地・船主集落~」は、平成29年4月28日付…

(番外編)鞍馬寺の奉納額

鞍馬寺に行った。詳細は別の記事に。→(2018年1月の京都①(鞍馬山) - こたつ島ブログ) 由岐神社の拝殿。 山の上の本殿。 本堂脇に少しだけ額があった。天狗の絵がよい。 絵馬類は霊宝殿(鞍馬山博物館)にもたくさんあるのだろう。この時は冬季休館中だっ…

(番外編)京都ゑびす神社の神馬

日本三大えびすの一つに数えられる京都ゑびす神社の前を通りがかった。これも何かの縁と思い参拝する。 鳥居の上に掲げられた熊手はよく見ると小銭を投げ入れるようになっている。 本堂の脇には立派な歌仙図が。 血管などリアルでちょっと怖いくらいの神馬が…

(番外編)建仁寺塔頭禅居庵摩利支天堂の額

ふと立ち寄った摩利支天堂に猪が描かれた額が奉納されていた。 ◯臨済宗建仁寺塔頭禅居庵・・・京都府京都市東山区大和町大路四条下4小松

(番外編)船岡山建勲神社拝殿の織田信長公三十六功臣額

建勲は「たけいさお」と読む。織田信長と織田信忠を祀る神社。今宮神社の近くの船岡山にある。明治二(1869)年に天下統一や朝儀復興などの功によって神社創立の宣下があり、創建。もともと秀吉が信長の法要を営んだ大徳寺も近く、船岡山に信長の霊を慰める…

宗吾霊堂薬師堂の額と奉納物

義民・佐倉宗吾を祀る宗吾霊堂の境内には薬師堂がある。そこにはたくさんの額が奉納されていた。 (宗吾霊堂については以前詳しく書いた 宗吾霊堂 - こたつ島ブログ) 危険な事業を成し遂げた宗吾にあやかって、鳶や火消し関係の信仰が篤いという。やはり纏(…

王子稲荷神社の絵馬(鬼女の図)

王子駅から王子稲荷へ向かう。参道を歩いていくと、出店がたくさん出ていた。良く晴れてあたたかい。今日は二の午だ。「関八州の稲荷神社の惣社」といわれる王子稲荷神社では、二月の初午と二の午に「火除けの凧」が授与される。それを目当てに多くの参拝者…