成田山川越別院のすぐ近く、建物の多くが重要文化財に指定され、徳川家とも縁の深い喜多院。通称、川越大師。
境内の五百羅漢像は1782(天明2)年から1825(文政8)年の間に建立された。中央には釈迦如来と脇侍の普賢菩薩と文殊菩薩、左右には阿弥陀如来と地蔵菩薩を配し、釈迦十大弟子、十六羅漢の他、全部で538体にもなる。
(参考:http://www.kawagoe.com/kitain/history-culturalasset/500arhat/)
なぜ「絵馬ブログ」で五百羅漢を紹介するのかと言えば、それは一体おもしろい羅漢さんがいたからだ。
なんとこの羅漢さん、絵馬を持っている。
他の五百羅漢でも絵馬を持った例はあるのだろうか。
描かれているのはふくろうだ。鳥を描いた小絵馬だと鶏が夜泣きや眼病平癒、鳩だと肉刺の平癒や八幡様の使いとしての意味があるが、ふくろうはあまり聞いたことがない。願主の祈願したい内容とかかわりが深いのかもしれない。